社長コラム

「発達障がいは障がいか才能か」の中間として「特徴・特性」という考え方を拡げたい

参照記事:
https://plus-handicap.com/2019/04/9993/

 

障がいのあるなしにかかわらず、皆さんはそれぞれの特徴・特性をもっています。
「発達障がい」かどうかは、ひとつのものさしで測れるでしょうか。
「AとBの特性に当てはまるから発達障がい」という決め方が正しいとは、とても言い切れないと思います。

 

しかし多くの企業は、採用や職種などあらゆる「働く」ことに対して、一定の基準を設けています。

 

一定のものさしで測れない特性と、企業の求める一定の基準。
この2つをうまくマッチさせることが私の望みです。

 

 

「障がいか才能か」という二分の考え方は極端なものさしですが、
その中間として、「特徴をもっている・特徴に変えていく」と考えてみると良いかもしれません。

たとえば絵がとても上手なことなど、何か突出して秀でた特性をお持ちで、それが社会的な価値につながるのであればどんどん伸ばしていけば良いと思います。

 

しかし、どの人も突出した分かりやすい特性をもっているわけではありません。
才能をどんどん伸ばしていけばいいという考え方は、誰にでも必ずマッチする考え方ではないと思います。

才能・障害のような極端な分け方ではなく、
うまくいかないことを「特徴」に変えていき、誰もが生活(社会に属しながら生きること)ができることを目指したいです。

 

 

では具体的にどうすれば良いでしょうか。

すべての行為が別の行為・工夫で代替できる、と考えてみると良いと思います。

 

たとえばAが苦手ならBで代替してみよう。
AもBもうまくいかないならじゃあCを使ってみよう。
そうした代替の方法をどんどんやってみることが、一人ひとりの特性に沿う方法ではないでしょうか。

 

ただ自分自身では代替案が見つからないこともあると思います。
そこで必要なのは、いろいろな人に意見を聞いてみる・いろいろな人と意見を交わすことだと思います。

 

まずは2択のような極端な考え方に向かわないこと。
いろいろな人の意見を取り入れていくこと。
これらがまず私たちが共通してできることなのではないでしょうか。

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