SAKURA早稲田センター

ADHD(注意欠如・多動症)の症状と治療まとめ

  • 「注意を維持することが難しい」
  • 「忘れ物が多い」
  • 「静かにじっとしていることが苦手」

 

などの悩み事は、ADHDの特性が原因で生じていることかもしれません。
よく耳にすることが多い「ADHD」ですが、何が原因で、どのような症状があるのか、また治療法はあるのか、確認をしていきましょう。

 

「ADHD」とは

ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障がいの概念のひとつです。

原因は明らかとなっていませんが、脳機能の偏りや遺伝的な要因、神経伝達物質の乱れなどが関係していると言われています。

 

「ADHD」の症状

「不注意」

・忘れ物や物をよく無くしてしまう
・ケアレスミスが多い
・遅刻が多かったり、時間を忘れて何かに没頭してしまう 等

「衝動性」

・作業の手順順番を守れない
・相手の話を遮って話してしまう
・感情的になりやすくすぐトラブルになる 等

「多動性」

・じっと座っていることができない
・落ち着きなく動きまわる
・貧乏ゆすりなど目的のない動きが多い 等

症状は12歳以前に現れますが、性格や個性と見過ごされることもあり、大人になってから症状が目立ち、障がいに気づくケースも多くあるようです。
このようなケースは「大人のADHD」と呼ばれています。

 

「ADHD」の治療

ADHDを持つ人は、意識的に予防や軽減を図ることが難しく、症状が問題行動と捉えられてしまい、周囲から強く叱責されたり、がんばってもうまくいかない自分に対して自信を無くしてしまうなどの様子が多く見られるようです。
双極性障がいやうつ病などを併発する場合もあります。

そのため、治療をしていく必要があります。
治療には、「環境の調整」「行動の変容」「薬物療法」を組み合わせて行うことが良いとされています。

 

環境の調整

机の位置や掲示物などを工夫して、少しでも集中しやすくなる方法を考える物理的な調整や、作業を10~15分など集中できそうな最小単位の時間に区切って行わせる時間的な調整などが有効です。

 

「行動の変容」

自分の言動がその場面に適切であったか否かは、自分自身だけでは分からないこともあると思います。
自分の言動を振り返る際に、第三者からの意見やアドバイスがあることで、より適切な言動に修正していくことができます。

そのためには相談できる場所や人を、自分から探していくことが必要です。

 

「薬物療法」

メチルフェニデートという薬剤がADHDの不注意・多動-衝動性を軽減する可能性があるとして保険適用されていますが、これは登録された医師や専門医療機関でのみ処方が可能で、薬局の登録も必要です。

その他、アトモキセチン、グアンファシン、リスデキサンフェタミンという薬剤も市場に出回っています。

 

症状はその人によって異なりますし、治療においても、その方法が合う人もいれば別の方法が良いという人もいます。
まずは自分の症状がどのようなもので、何に困っているのか理解することが大切ですが、それ自体とても難しいことだと思います。

また、自分のことなのに理解できないというのはとてもつらいことだと思います。
ひとりで悩まずに相談窓口や医療機関に相談することで、解決への道が開けてくるのではないでしょうか。

 

引用・参考文献

・厚生労働省-e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-003.html

・厚生労働省-みんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

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