~障がい者雇用で働くことを目指すあなたに~転職が多いと就活に不利ってホント?
転職が多いと就活に不利って本当?
――必ずしも「ホント」ではありません。
伝え方次第で印象は大きく変わるものです。
就労移行支援事業所へのお問い合わせの中で、
「障がい者雇用での就職を目指しているけれど、
転職経験が多くて、上手く履歴書が作れるか不安なんです…」
「今度こそ長く働きたいと思うけれど
これまで転職を繰り返していて、面接で突っ込まれるのが怖いんです…」
こんなご相談を受けることがよくあります。
同じような不安や悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
「転職回数が多いと不利」といわれるけど…?
一般的には、転職回数が多いと就職活動には不利と言われることは少なくありませんし、そのイメージをお持ちの方も多いでしょう。
さて、それはなぜでしょうか?
理由はいくつかあると思われますが、一番は、「早期退職のリスク」が大きいからといえるでしょう。
企業では、人件費は会社のコストになります。
新しく人を採用し、教育をするのには多くのコストがかかります。
コストをかけて採用し、育てた人材が早々と退職してしまうのは
企業としてもロスになってしまうのです。
そのため、過去に職を転々としていると、企業目線からは「長く働いてくれるのだろうか」と、不安に思われてしまうことは少なくありません。
しかし、転職を繰り返してきた経験があるからこそ、
「長期就労のために、就労支援機関を利用しながら就職活動を進めている」
「訓練をしたうえで就職を目指している」
などと考えるようになれば、それはあなたの本気度を示すチャンスにもなるのです。
就労移行支援事業所に通所されている方の中には
一般雇用での就労経験のある方が多くいらっしゃいます。
- 「あの頃は、自分の障がいをよく理解していなかったから働くのが大変だった」
- 「自分の病気や障がいの○○の部分を適切に伝えられたら、
もっと働きやすくなるかもしれないな」
などとお話しされる方も多いです。
このように、
- 過去の離職経験を経て何を学んだか
- これからどうしていけば長く働いていけそうかを考えて対策することや過去の経験を如何にプラスに置き換えて次に繋げられるか
- 自分の言葉で語ることができるか
が鍵になっていきます。
しかしこれらを全て一人で考えることは、きっと誰にもできません。
時には周りを頼りながら、意見を求めて自分に合った方法を考えていくこと、
自分の考えたことを第三者に聞いてもらい、意見を求めることも大切なことです。
全部一人でどうにかしなきゃ、と思わなくても大丈夫です。
たとえば
- 就労支援機関を利用すること、
- 身近にちょっとした相談相手がいること
など「何でも一人で抱え込もうとしない選択肢」を持ってみるのはいかがでしょうか。