指示・アドバイスの受け方

「仕事が出来る人は、指示の受け方がうまい」という言葉を聞いたことがあるかたも多いと思います。
一般的に、会社で新しい業務をはじめるときは、上司の指示があってからスタートします。
その指示の受け方によって、指示内容をしっかりと把握できるかどうかが決まってきます。
指示をしっかりと把握できると、上司が思い描いた通りの仕事を行うことに繋がります。
アドバイスも同様に、改善する点をお伝えしていただいた際に、それをしっかりと理解して実行することが出来ると、成長していくことが出来るようになります。
また、相手にとって印象の良い指示・アドバイスの受け方をすると、人間関係が円滑になり、仕事について伝えるべきことをしっかりと伝えられるようになり、自分も相手も仕事をしやすくなります。
それでは今回は、指示・アドバイスの受け方のポイントをお伝え致します。
指示・アドバイスの受け方には大きく5つのポイントがあります。
ポイント① 指示・アドバイスを正確に受け取る為に、メモを取る・復唱する
指示・アドバイスは、突然出されることもしばしばあります。
いつでもメモを持ち歩き、すぐにメモを取れるようにしておきましょう。
ただし、メモを取れただけでは安心出来ません。自分がメモをした内容が間違っている可能性もあります。
相手が伝えた内容と、自分が理解した内容が一致しているか確認するために、メモを取ることが出来たら、復唱確認をしましょう。
ポイント② 指示・アドバイスを受けて分らない時は、質問する
指示・アドバイスを受けてメモを取る際に、内容がよく把握できなかったり、言葉の意味が分からなかったりすることがあります。
そのような時は、不明点をそのままにせず、しっかり質問するようにしましょう。
分からないままで進めてしまうと、失敗する可能性が大きくなってしまいます。
ポイント③ 指示・アドバイスを受けたらお礼を伝える
仕事の指示をいただくということは、その仕事を遂行できる、またはその仕事を通して成長してほしいという思いが上司にあるということです。
その思いに応えるように、お礼の言葉を伝えましょう。
また、アドバイスをいただくということも同様です。
上達してほしいという思いが相手にはあります。
アドバイスを受けたときに、注意されたように感じてしまい、言い訳をしてしまったり、咄嗟にお礼が伝えられなかったりすることもありますが、それはNGです。
素直にお礼を伝えることが、円滑な人間関係の構築に繋がります。
ポイント④ 自分のやり方にこだわらず、指示・アドバイスの通りにやってみる
ポイント③にも繋がりますが、人はそれぞれ自分がやり易いと思う方法や、慣れていて安心できる方法があるものです。
しかし、そのやり方にこだわらず、指示・アドバイスの通りにやってみることが大切です。
相手は指示・アドバイスをした通りに仕事を進めてほしいので、忙しいなか時間を割いて伝えています。
指示・アドバイスの通りに行う素直な姿勢が、会社が求める仕事を進めることに繋がります。
ポイント⑤ 出来なかったら相談する
指示・アドバイスを理解し、実行してみても、上手くいかないことがあります。
また、実行する中で、指示・アドバイスを聞いていたときには浮かばなかった疑問点が出てくることも多々あります。そのままにせず、相談することが大切です。
以上、指示・アドバイスの受け方について、5つのポイントに絞ってお伝えしました。
意識していなかったかたは、ポイントに沿って行動すると、仕事が上達しやすくなるかと思います。
また、人間関係が円滑になり、仕事が進めやすくなると思います。
ぜひお試しください。