SAKURA池袋センター

統合失調症について

 

統合失調症という病気をご存じですか?

100人に1人弱が罹患する病気で、日本の統合失調症の患者数は約80万人と言われています。
「特別な人だけがなる病気」「幻覚や妄想といった普通にはあり得ない症状を持つ」といったイメージが持たれがちですが、決して珍しくない病気といえるでしょう。

では、統合失調症とはどんな病気でしょうか?

 

統合失調症とは

脳の様々な働きをまとめることが難しくなる病気です。

 

統合失調症は、脳の様々な働きをまとめることが難しくなるために、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。

ほかの慢性の病気と同じように長い経過をたどりやすいですが、新しい薬や治療法の開発が進んだことにより、多くの患者さんが長期的な回復を期待できるようになっています。

 

参考:
厚生労働省―みんなのメンタルヘルス総合サイト
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_into.html

 

普段、当たり前のように思考したり、目で見たものや耳で聞いた情報から判断したりしていると思いますが、統合失調症は脳の機能障害によりそれらのことが難しくなってきます。

症状として陽性症状(ないはずのものがある)と陰性症状(あるはずのものがない)に分けられ、幻覚や妄想などは陽性症状として知られていることも多い印象です。

陽性症状は薬物治療によりそれなりの回復が見込めますが、意欲の低下などの陰性症状は長い経過を辿りやすく、社会復帰への大きな妨げになることがあります。

陰性症状について少し具体的に見てみたいと思います。

 

幻覚や妄想以外の症状

認知機能の障害

日常生活における理解力が低下したり、記憶力が低下して、社会生活における問題解決能力が低下します。

 

会話や行動の障害

・話にまとまりがなく、何が言いたいのかわからない・相手の話の内容がつかめない
・作業のミスが多い

 

意欲の障害

・打ち込んできた趣味、楽しみにしていたことに興味を示さなくなった
・人づきあいを避けて、引きこもるようになった
・何もせずにゴロゴロしている
・身なりにまったくかまわなくなり、入浴もしない

 

感情の障害

・感情の動きが少なくなる
・他人の感情や表情についての理解が苦手になる

 

参考:
厚生労働省―みんなのメンタルヘルス総合サイト
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_into.html

 

これらの症状は陽性症状ほど目立ちませんが、長期に渡り残りやすい症状です。
克服のために、SSTや作業療法などの精神科リハビリテーションを経て、社会復帰を目指していくことが代表的です。

 

仕事をするためには

仕事をするには、まず症状が安定していることは不可欠となるでしょう。

SAKURAセンターにも多くの統合失調症の方が通われており、復職や再就職に至った方がいらっしゃいます。
慢性的で波がある疾患のため、焦らずにスモールステップを踏むことが基本です。

筆者が思う回復や社会復帰に向けてのコツをご紹介したいと思います。

 

ゆっくりと焦らずにリハビリや治療に専念すること

病気は回復に時間を要するものです。
統合失調症は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復していく、という印象の疾患です。

繰り返しとなりますが、数ヶ月~数年という長い目で焦らずに復職や社会復帰を目指していくことが大切だと考えています。

 

病気とうまく「付き合う」「共存する」という考え方

誰しも病気そのものと全く無縁の人生を送ることはおそらく不可能だと思います。

むしろ病気とうまく付き合い、共存することが自身の病気の理解やコントロールにも繋がり、考えや生活を豊かにしていくコツなのではないかと思います。

 

周囲の人達の理解・協力を得ること

病気とうまく付き合っていくためにも周りの人達の理解を得ることが大切だと思います。

自身の努力や頑張りだけでストレスや問題を解消することが困難な時もあります。
ひとりで抱え込まないためにも主治医や家族などとの意思統一を図り、困ったときには相談したり、助けを求められるようにしておくことが重要だと考えます。

 

さいごに

世の中には多くの社会復帰を支援する機関があり、SAKURAセンターもその中の一つです。

就労移行支援事業所は、あくまで就職することが目的ではなく、社会で働き続けるための力をつけることが目的です。
PCスキルやビジネスマナーの学習だけではなく、安定した職業生活を送るために障がい理解や強み弱みの把握などの自己分析も支援員がサポートします。

 

また、就職した後も定期的に職場訪問を行うなど、定着のための支援を受けることができます。こういったサポートを上手に使いこなすことも復帰への近道です。

気になった方は是非お近くのSAKURAセンターへお問合せください。

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