質問力
SAKURAセンターでは、グループ独自開発の『LQプログラム』を用いて、基本的な挨拶、報連相などのコミュニケーションから職場での対人技能等についての重要性を学び、実践につなげるカリキュラムを行っています。
『LQプログラム』の中から、質問力について少しご紹介します。
みなさま、質問力という言葉を聞いたことはありますか?なかなか馴染みのない言葉だと思いますが、この質問力は、チームでお仕事を進めるうえでとても重要な力です。
それでは、質問力について確認を行いましょう!
質問力とは…
質問する力のことを指します。
なぜ、質問する力が就職に際し必要なのかというと…
私たちは一人で仕事に取り組んでいるわけではありません。
組織・チームで仕事を進めており、そのためのコミュニケーションが求められます。
質問は、業務の進め方やわからない事を聞くためだけのものではなく、客観的に物事を考える為にしていることもあります。
「考える力」を養うために一番身近なコミュニケーションが「質問する」ことです。質問することを通して、適切な情報や最善の解決策を得る事が出来ます。
また、コミュニケーションの質も高まり、人間関係が良好になるとも言えます。
質問の目的や効果を確認したあとは、技法についてお伝えをします。
質問をする方法
質問は大きく分けて2種類に分けることが出来ます。
・オープンクエスチョン
・クローズドクエスチョン
この2種類の技法を会話の目的に応じて使い分けることで有効な会話をすることが出来ると言われています。
【オープンクエスチョン】とは
話題を発展させる役割があると言われており一般的に5W2Hで始まる質問方法です。
答える側に、幅のある返事を促します。
(例)資料の印刷を依頼された。
・Whenいつ (例)いつまでに印刷しますか?
・Where…どこ (例)どこに準備しますか?
・Who…だれ (例)ご担当者は誰ですか?
・What…なに (例)何の(どの)資料を使いますか?
・Why…なぜ (例)何に使いますか?
・How…どのように (例)どのように印刷しますか?(両面・片面?カラー・白黒?)
・How much…どれくらい (例)何部印刷しますか?
【クローズドクエスチョン】とは
事実や意見を明確にするために用いられる質問方法です。
答える側に「はい」か「いいえ」での返事を促します。
この2つの質問の切り口を知っておくと、日常生活でも役に立つと思います!
また、質問力の向上に繋がりますね!
まとめ
①質問力とは、質問する力のこと。
・質問することを通して、適切な情報を得る事や最善の改善策を見出す事が出来る。
・コミュニケーションの質も高まり、人間関係が良好になる。
②質問する方法は、2種類ある。
・オープンクエスチョン… 相手に幅のある答えを促す。
・クローズドクエスチョン… 相手に「はい」か「いいえ」の答えを促す。
最後に
今回は、質問力について皆様と確認を行ってきました。質問力については知識をつければ直ぐに実践ができるというわけではありません。勇気をもって質問することを繰り返し、だんだんと身に付いていくものです。
他にも必要な力として『聞く力』があります。「相手に声をかけるタイミングを知ること」や「相手が答えやすい雰囲気を作ること」なども大切です。
質問力は仕事をする上で大切な力であり、奥深いものです。