センターでの日々を振り返って

 私は、1年と約10ヶ月間、SAKURA長野センターに通いました。

 センターに通う前は職業訓練校に半年通い、卒業後しばらくはハローワークで求人票を探したり、気になる求人があったら応募したりして、通院しながら就職活動をしていきました。SAKURA長野センターはハローワークで紹介されたのを機に、体験を経て、「ずっと家に居るよりも、ここに通うことで就職につながるのならやってみて損はない」と思い、センターに通うことになりました。

 センターに通い始めてからは、緊張ばかりでした。特に最初は、コミュニケーションをとることが苦手なのもあって、言葉が上手く相手に伝わらなく、不安に思うこともありました。ですが、「一人ひとりが今日出来ることを、段階を踏んで行う」という教えを、クルーから頂いたとき、ひとつずつ自分のできることをやっていきたいと思いました。

マナー研修では、ビジネスマナーやお辞儀などの基本、来客対応や電話応対といった事務職関係の研修と、グループワークやディスカッションといった、メンバーとコミュニケーションをとる研修を行ないました。ビジネスマナーでは職場での上司・同僚の接し方、言葉遣い、傾聴、報告・連絡・相談などの、社会を出るうえで最低限守るべきルールを学びました。守るべきルールとあるので、常にこのことを意識して研修に臨みました。来客対応や電話応対はとても難しく、何回も研修を行なって流れや対応・応対の仕方を覚えていくので、とても大変でした。グループワークでは班に分かれて話し合いを行ない、班でまとめた意見を発表するのですが、私自身、意見を出すのが苦手なので、話し合いの場面ではとても苦労しました。

PC研修では主に、タイピングやエクセル・ワードを行ないました。タイピングでは次第に、「ミスを少なくして正確に打つ」ことを意識していくことで何回も打つ度に打つ速度が速くなり、ミスも少なくなっていきました。エクセル・ワードでは基礎から進み、応用に挑戦し、ドリルで複数回やってスキルを身に付けました。基礎やドリルを自己研修の時間も使って復習をすることでわからない所を覚えてきました。

JP研修では、求人の紹介や面接での質問に対する返答や履歴書の書き方などの就職に関する研修を行ないました。質問の返答では、面接で聞かれる質問を想定し、どういう風に答えるかを考えたり、履歴書では、志望動機の正しい書き方を教えていただいたりと、就職活動をしていくなかで重要なことを学んでいきました。また、職場でのコミュニケーションもこちらの研修で行ないました。就職活動をメインとした研修なので真剣に取り組んでいきました。

実務研修では、最初はメンバーにやり方を教えてもらいながら作業をしました。何回も実務研修を行なうことで作業スピードが速くなり、作業の流れに慣れた所で、リーダーを務めることもありました。リーダーの役割もクルーやメンバーに教えてもらいながら、班のメンバーに指示出しをしましたが、何回も務めていくと指示や手順がメンバーに上手く伝わらないこともありました。それでもリーダーをやりたいメンバーがいないなら、自分からリーダーを務めていき、コミュニケーションを兼ねて指示出しをしていきました。

コミュニケーションに関しては、4月のお花見・10月のハロウィンパーティー等のイベント、マナー・実務・JP等の研修、午後に行なわれるショートトレーニングで身につけて参りました。今でもコミュニケーションをとることに少し自信が無い時はありますが、センターに通って研修を受け、ショートトレーニングに参加することで少しずつコミュニケーションをとれるようになったので、自信を持って、良い対人関係を築けたらと思いました。

合同説明会・面接会、いろんな企業での職場見学、実習を通して、とても大変な就職活動をしていくうちに期限が迫ってくるので、期限まで就職できるか不安であり、ただただ焦りました。

ですが、センター利用の期限まであと3ヶ月となったなか、面接を終えてしばらくして、ついに就職の報せが来ました。その報せに私は内心、驚いてばかりでした。

 初めての就職で、そこに至るまで本当に長かった道のりでした。今を思えば、センターを通してメンバーの皆様と出会えたこと、クルーの皆様にお世話になったことで、就職にたどり着けたと思います。センターで得た経験をもとに、初めての職場でも長く続けられるように、精一杯頑張っていきたいと思います。

 メンバーの皆様、クルーの皆様、今まで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。